学会組織 幹事会・委員会報告

2009年度総会

  • 2010/12/2 


  • 日時:2009年10月24日 (土) 9:00〜10:00
  • 場所:千里ライフサイエンスセンター 5Fライフホール
  • 司会:中川庶務幹事
  • 大会委員長挨拶(沼田委員長)の後に、議長選出をおこなった。
    会場から沼田大会委員長を議長に推薦する案がだされ拍手で承認された。

  • 議長:沼田大会委員長
  • 続いて以下の報告及び審議を行った。

〔報告事項〕

1.会長および庶務 

(1) 幹事会開催報告(小泉会長)

平成21年3月27日に第1回,同年8月24日に第2回幹事会を東京―姫路―福岡を結ぶTV会議で行った。
TV会議が成功したことで,幹事会開催に要する学会経費が大幅に削減できた。

(2) 出版事業報告(小泉会長)

「動物の多様な生き方」(全5巻)が共立出版から無事出版され,売れ行きも好調との報告があった。また,「動物の飼育事典」,「動物生理学実験法」のような本の出版を現在構想中であるとの報告があった。

(3) 国際会議の準備状況(小泉会長,曽我部国際会議組織委員長)

2011年5月31日から6月5日まで名古屋国際会議場にてICCPB2011が開催される旨報告があった。詳細は下記(国際会議について)参照。

(4) 大会予定,大阪(H21,合同),福岡(H22),ICCPB2011(H23)(小泉会長)

平成21年のCompBiol2009, 平成22年の福岡大会,平成23年のICCPBとの同時開催について,会場,大会委員長等の概略説明があった。

(5) 科研費審査員推薦(小泉会長)

科研費審査委員に関する学協会からの情報募集に対し,中川秀樹,伊藤悦朗,松浦哲也,針山孝彦,尾崎浩一,長濱辰文の6名を審査委員候補者データベースの登録に推薦したいとの報告があった。

(6) 準会員制度について(小泉会長)

高校教員の本学会の活動への関心などを背景に現在準会員の制度について検討中である旨報告がなされた。

(7) 会員状況(田中幹事)

10月20日現在,正会員471名(一般399名,学生68名,名誉4名),賛助会員14団体,会誌購読会員4との報告があった。

(8) 名簿発行(田中幹事)

会員名簿を発行し,正会員のみに配布したとの報告があった。

2.会計

(1) 2008年度会計決算報告(山脇幹事)

2008年度会計収支(別表)について報告がなされた。

 

(2) アブストラクトCBP掲載に関するアンケート結果報告(山脇幹事)

大会アブストラクトのCBP掲載に関するアンケートの結果,回答数の85%以上が掲載の必要はないと考えているとの報告がなされた。またその判断理由や代替案についての回答の説明もなされた。

(3) 2009年度賛助会員会費請求とその申し込み状況(特にバナー広告)(岡田幹事)

10月9日現在の賛助会員が14団体あり,そのうち2団体は会費が未納であると報告された。また,4団体から5つのバナー広告の申し込みがあり,9万円の収入があったとの報告があった。

(4) ホームページでの賛助会員入会案内について(岡田幹事)

賛助会員関連のホームページを,これまでよりも入会手続きなどが分かりやすいように刷新したとの報告があった。また,この改定には費用は発生していない。

3.会計監査

(1) 2008年度会計監査報告(山下会計監査代理中川庶務幹事)

2008年度会計決算に関して、監査の結果問題は認められなかったとの報告があった。

4.国際会議について

(1) 挨拶,概要説明(小泉会長)

国際会議開催について概略説明があった。

(2) 国際会議詳細,準備状況説明(曽我部国際会議組織委員長)

ICCPB 国際委員会報告がなされ,IACPB(Inter Assoc Comp Physiol Biochem)と改称したこと及び,その組織概要の説明があった。また,国際会議の会期は2011年5月31日から6月5日で,会場は名古屋国際会議場であること,国内組織委員会の構成が決定したことなどの報告があった。

(3) 財務,募金活動関係説明(神崎副会長)

コンベンションリンケージによる国際会議に必要な経費の試算結果が報告された。参加登録費だけではまかなえない不足分1,100万円を調達するため,5名からなる財務委員会を立ち上げた事,また,全国に寄付委員を32名配置し,一人当たり25~50万円を目標に募金活動等を具体化するとの報告がなされた。

(4) ICCPB2011シンポジウムの説明(深田副会長)

大会には40のシンポジウムが企画されること,シンポジウムの提案の締め切りを10月31日に延長したことが報告された。シンポジウムの提案を分野の偏りなく広く募集したいとの考えが示された。

5.編集

(1) エルゼビアからの英文抄録の冊子廃止(針山幹事)

英文抄録のCBP 誌掲載を廃止の方向で検討しており,既にエルゼビア社にその可能性について連絡しているとの報告があった。また,廃止しても学会ジャーナルとしての位置付けを保ったまま,購入特典も維持できるとの説明があった。また,本大会に限って英文抄録は26巻4号に掲載する方針であるとの報告があった。

(2) Journal@rchiveの電子化について(針山幹事)

「動物生理」「比較生理生化学」の二誌のJournal@rchive 掲載を科学技術振興機構に申請し,採択されたとの報告があった。

(3) 編集長(編集主幹)の交代について(針山幹事)

次期編集主幹を尾崎浩一会員に御願いすることとなった。

(4) 編集主幹の作業上の実費について(針山幹事)

編集主幹の作業,郵送費などの実費用に2年間で3万円程度を前払いの形で補充することが決定したとの報告があった。

6.将来計画

(1) 動物の生きるしくみ事典(伊藤幹事)

10月9日現在16件が掲載されているとの報告があった。委員会メンバーや吉田奨励賞受賞者,また会誌総説の著者などに依頼して内容を充実させたいとの考えが示された。

(2) 会員Who’s Who(伊藤幹事)

10月9日現在81名の会員が登録しているとの報告があった。系統樹にはめ込むイラストは既に完成しており,これからネットワーク委員会とも相談してそのはめ込み作業に移る。

7.行事

(1) 3学会合同シンポジウムの開催について(池野幹事)

CompBiol2009における3学会合同シンポジウムの開催について,各学会からの講演者及びそのスケジュール等について報告があった。

(2) 比較内分泌,比較生理生化学会合同のワークショップ開催について(池野幹事)

比較内分泌学会,比較生理生化学会合同のワークショップが前者から九州大学の安東先生,後者から徳島文理大の定本先生,伊藤先生によって企画されているとの報告があった。

8.光生物学協会

(1) 2011年 第5回アジア・オセアニア光生物学会議(AOSP),日本開催について(志賀委員)

検討中であったICCPB2011との合同開催はできなくなったとの報告がなされた。7月頃関西地区での開催を予定しているとの説明があった。

9.吉田基金運営委員会

(1) 2009年吉田記念賞(小泉委員長)

山岸宏氏に決定したと報告がなされた。

吉田基金の2007年度会計収支報告 (山脇幹事).

吉田基金の2007年度会計収支について報告がなされた。

(2) 吉田基金の2008年度会計監査報告(山脇幹事)

吉田基金の2008年度会計収支について報告がなされた。

(3) 吉田基金の2008年度会計監査報告(山下会計監査代理中川庶務幹事)

吉田基金2008年度会計に関して、監査の結果問題は認められなかったとの報告があった。

10.吉田奨励賞審査委員会

(1) 2009年度吉田奨励賞(志賀委員長)

2009年吉田奨励賞受賞者として,下記2名を推薦し,通信評議員会の承認を得た。

(所属は応募時点のもの)

畠山 大 氏(徳島文理大学 香川薬学部)
  「 生物学的階層性に基づくモノアラガイ長期記憶成立機構の包括的解析」
山脇 兆史 氏(九州大学大学院 理学研究院)
 「カマキリ視覚情報処理の神経機構」

11.2010,11年期の新体制(副会長,幹事,会計監査)の委嘱に関する会長案(小泉会長)

2010,11年期の新体制(副会長,幹事,会計監査)の委嘱について報告がなされた。

12.2010年度吉田奨励賞審査委員の委嘱について(小泉会長)

2010年度 吉田奨励賞審査委員を,市川敏夫,小川宏人,木下充代,針山孝彦,水波誠の5氏に委嘱するとの報告がなされた。

13.第31回大会準備委員会

(1) 第31回大会の参加者,準備状況等について(沼田大会委員長)

252名の参加者(内85名学生)があり,ポスター演題157を含む全189演題があったとの報告がなされた。

14.第32回大会について

(1) 第32回大会開催予定(市川大会委員長)

第32回大会は,2010年7月17日~19日に九州産業大学で開催するとの報告がなされ,大会参加が要請された。

 

〔審議事項〕

1.大会アブストラクトのCBPへの掲載廃止の承認を乞う(小泉会長)

大会アブストラクトのCBPへの掲載廃止について審議した結果,85%以上の会員が廃止に賛成している主な理由の説明を求める意見や,学会としての品格を保つためにも国際的にサーキュレーションの良い雑誌に掲載することは重要との意見が出された。質疑応答の後案は挙手で承認された。

2.大会アブストラクトの今後の取り扱いについての執行部案の承認を乞う(小泉会長)

CBP誌掲載廃止後のアブストラクトに関しては,2年間の時限付きで,会誌4号に綴じ込みとして掲載し,J-STAGEにアップロードするという案について審議した結果,CBP 誌への掲載とJ-STAGEへの掲載のインパクトの違いに関する質問が出された。質疑応答の後案は拍手で承認された。

3.2010年度予算案(別表)の承認を乞う(山脇幹事)

CBP誌掲載廃止を考慮に入れた2010年度の予算案が提出された。多額の繰越金に関しては問題があるとの指摘や,本年度の補正予算案は提出しないのかとの意見があったが,審議の結果予算案は承認された。


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