学会組織 幹事会・委員会報告

2011年度第1回幹事会

  • 2012/1/1 


  • 日時:2011年3月30日 (水) 13:00〜17:00
  • TV会議中継場所: (1) 福岡女子大学TV会議室(福岡市東区香住ヶ丘1-1-1),(2) 兵庫県立大学環境人間学部 PC演習室1(兵庫県姫路市新在家本町1-1-12),(3) 東京大学 先端科学技術研究センター ユーティリティ室(東京都目黒区駒場4-6-1),(4) 静岡大学理学部D棟3F 中会議室VSFX(静岡市駿河区大谷836)
  • 出席者:(1) 福岡女子大:小泉修(会長),中川秀樹,美濃部純子,山脇兆史,嬉正勝,渡邉英博;(2) 兵庫県立大学:伊藤悦朗,池野英利;(3) 東京大学:神崎亮平(副会長),小島大輔,田中浩輔,深田吉孝(副会長),黒川信;(4) 静岡大学:竹内浩昭 (14名,敬称略)

報告事項

1. 会長および庶務

(1) 学会の今後の方針について(小泉会長)

 会長よりメーリングリストの充実,国際会議開催,出版事業などを通して学会の新たな発展を目指したいとの考えが表明された。

(2) 生科連関係と公益法人について(小泉会長)

 公益法人の条件が緩和されてきたことが紹介されたが,本学会はこれまで通り,任意団体としてやっていくとの会長の考えが示された。これに対して,伊藤会員より任意団体としてやっていくうえでのデメリットを認識しておく必要があるとの指摘があった。

(3) 国際会議の準備状況(小泉会長)

 「報告事項3.国際会議ICCPB2011」で辰巳会員,神埼会員,深田会員の説明をもとに,議論を行うとの会長からの説明があった。

(4) 大会予定(小泉会長)

 会長から2011年(名古屋ICCPB2011),2012年(総研大:蟻川会員),2013年(兵庫県立大:池野会員)という大会予定が紹介された。また2014年は,札幌での11thICNと協力して開催する可能性もあると説明があった。

(5) 会員状況報告(田中庶務幹事)

 田中庶務幹事より,正会員は467名(名誉4,一般387,学生74,別枠正会員2,賛助会員12,会誌購読4)との報告があった。

(6) 出版事業「研究者の教える動物飼育」の進捗状況(小泉会長)

 会長より「研究者の教える動物飼育」の進捗状況について説明があった。また,将来的には「比較生理生化学実験法」のような本の出版も目指したいとの意向が示された。

(7) 編集幹事代表の交代(小泉会長)

 会長より,尾崎浩一幹事から黒川信幹事に交代し,2011年からは黒川編集長のもと,委員の役割分担,編集長経験者の協力等による新体制を確立し,会誌発行を進めていただくとの説明があった。

 

2. 会計(山脇会計幹事)

(1) 2010年度会計決算報告(山脇会計幹事)

 資料にもとづき,2010年度会計決算報告がなされた。会誌発行の遅れにより支出は例年に比べ現時点では少なくなっているとの説明があった。

(2) 2010年度吉田基金収支報告(山脇会計幹事)

 資料にもとづき,2010年度吉田基金収支報告がなされた。収入,支出は例年通りとの説明があった。

(3) 第32回大会会計決算報告(山脇会計幹事)

 福岡大会を担当した山脇会計幹事より第32回大会会計決算報告がなされた。これは,昨年度総会で幹事会への提出が義務付けられたものであり,項目の妥当性について意見が求められた。これに対して伊藤幹事より任意団体で大会会計が独立していることのデメリットを認識する必要があるとの意見が出された。また,神崎副会長より監査の必要性について提案があり,会長から来年度から監査体制を作る方法で検討していくとの考えが示された。

 

3. 国際会議ICCPB2011

(1) ICCPB2011登録件数報告(曽我部大会長代理辰巳会員)

 辰巳組織委員より3月28日現在の登録件数の報告があった。国内から130件,合計184件。その後,池野会員より30日現在の最新情報が紹介された。登録件数231件(国内163,海外68)。さらに神崎副会長より内訳について一般154,学生58,同伴5との報告があった。

(2) ICCPB2011財務報告(神崎副会長)

 神崎副会長より資料にもとづいて現在の財務状況の詳細な報告があった。まず,支出予定の説明があり,プログラム,市民公開講座,国際会議場の機材費,ポスター掲示に関する予算の確認,見直し依頼があった。合わせてプログラムブック,アブストラクト集の様式についても議論した。また会場運営費の費目に関する質疑応答があった。続いて収入予定についての説明で万博財団からの支出方針等の説明があった。結果,現状でも黒字決算になっているとの報告があった。

4.編集

(1) 今後の編集方針と委員会運営について(黒川編集幹事)

 編集長の自己紹介とメール審議による委員会での議論に基づく編集方針について報告があった。これまでの方針を引き継ぎ,早く28巻1号を発行し,国際会議への参加を刺激できるようにしたいとの考えが示された。新たな連載企画の立ち上げや学会の歴史についての記事など,新しいアイデアについて説明があった。またJ-STAGE 担当を妹尾委員にお願いした。これに関して会計幹事よりJ-STAGE 作業の進捗状況の確認依頼があった。

(2) 28巻1号の準備状況(黒川編集幹事)

 4月中に会員に届く様にする。1号の掲載内容について概要説明があった。
 庶務より会誌に同封する選挙資料の原稿締め切りについて質問があり,4月26日発送に間にあうようにとの回答があった。

(3) 28巻2号の予定(黒川編集幹事)

 国際会議の特集を組む。その内容について現在の案が紹介された。外国人からの投稿なども視野に入れているとの説明があった。

 

5. 行事

(1) 第23回SICE 自律分散システムシンポジウムについて(伊藤行事担当幹事)

 青沼委員が委員長として標題シンポジウムが開催されたこと。本学会員に「生体行動モデル」での講演をお願いしたとの報告とお礼があった。また,次年度以降も協賛学会として協力して欲しいとの依頼があった。

(2) 平成23年度若手の会代表について(渡邉若手の会代表幹事)

 渡邉会員より渡邉会員(福大),田桑会員(放医研),並木会員(東大)の3人で運営するとの報告があった。

(3) ICCPBの若手WSについて(伊藤行事担当幹事)

 安藤会員よりシンポジウムの準備状況について説明があった。海外からのシンポジスト2名からも参加の確約がとれており,予定通り進行中である。
 渡邉会員より海外在住の若手会員への旅費の援助依頼があり,万博財団からの支出が承認された。またそれに関する告知をHP,MLに掲載し,周知することが決定された。また,支払いは会場にて円で支給するとの基本方針が確認された。

(4) 日本比較生理生化学会・日本比較内分泌学会合同ワークショップ案について(伊藤行事担当幹事)

 定本会員を中心に昨年行われた標題合同シンポジウムを今年も開催するとの報告があった。合わせて学会からの費用援助の要請があり承認された。

(5) 大会予定について(伊藤行事担当幹事)

 平成24年度は蟻川大会長のもと総合研究大学院大学で,平成25年度は池野大会長のもと兵庫県立大学で行う予定。平成26年は札幌で開催される国際神経行動学会議との共催を検討中であるとの報告があった。

 

6. 光生物学協会

(1) The 5th Asia Oceania Conference on Photobiology(AOCP)開催の案内(志賀委員代理深田会員)

 奈良の新公会堂でAOCP2011が開催される。本学会からは志賀会員がコオーガナイザーとしてDr.Haldarとシンポジウムを企画しているとの報告があった。

 

審議事項

1.会長および庶務

(1) 国際会議への対応(小泉会長)

 早期登録締め切りと登録料支払い方法についてJTB担当者を交えて議論した。審議の結果,早期登録,概要提出締め切り,Travel Award 申請締め切りを4月
15日まで延期することが決定された。また,既に登録をすませた方にはJTBより請求書を発送し,4月15日までの支払いを依頼することになった。またこれ以降は,登録受理後即座に請求書を発送し,同様の依頼をすることになった。請求書にはこの振込みがないと概要の正式受理にはならないことを明記することとした。

(2) 海外在住会員の役員選挙投票方法について(田中庶務幹事)

 9名の海外在住会員の役員投票方法の過去の事例が説明された。これをもとに本年度の投票方法について議論した。海外会員には会誌とは別に投票要領等を電子メールで送信して,それに対する返信は,記名でよければメールで投票してもらい,無記名を希望する場合には郵送でおくってもらうという案が出され,審議の結果承認された。

(3) 東北地方太平洋沖地震に関する会費特例処置について(田中庶務幹事)

 阪神,淡路大震災の時に,兵庫県の会員を中心に13名が会費免除となっているという説明があった。この度の地震でも岩手(6名),宮城(9名),福島(3名),計18名について同様の措置をとってはどうかとの提案があった。審議の結果承認され,会長からMLに免除申請に関するメールを発送し,該当する免除希望者には会費免除することに決定した。また会誌にも同様の案内を掲載することになった。

(4) 学会行事スケジュールの確認(中川庶務幹事)

 学会スケジュールが国際会議開催のため例年と大きく違っているとの説明があった。これに関して,1)第2回幹事会の開催の必要性はあるか,と2)大会前日の評議員会,委員会を行わないことに対する対策について審議依頼があった。審議の結果,第2回幹事会は開催しないこと,評議員会は会計関連,新役員の承認等,必要不可欠な事項に関してのみ審議し,その他は連絡事項とすることで,通信評議員会の形で行うという庶務幹事からの提案が承認された。

 

2. 会計

(1) 賛助会員の会費滞納について(岡田会計幹事代理山脇会計幹事)

 連絡不能の長期会費未納の2賛助会員の退会について承認依頼があった。審議の結果,新しい担当者とのパイプを新たに作ることを目指してもう一度コンタクトをとってみることとした。またその際担当者が変わって以降の未納分は免除するとの方針を伝えることとした。

 

3. その他

 吉田奨励賞審査過程の公表について議論した。審議の結果,これからは,審査のポイント等概要をもう少し詳しく公表する方針ですすめていくという事で承認された。

 

 

 

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