学会組織

東日本大震災被災地域の会員の会費免除救済処置

本学会は、岩手、宮城、福島の一般会員について、2011年の会費を免除することを去る3月30日の幹事会で決めました。
  • 2011/4/7 
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東日本大震災の被災地域の会員の会費免除の救済処置について

     日本比較生理生化学会 会長   小泉修

 平成23年3月11日、三陸沖を震源とした巨大地震と東北地方太平洋沿岸を襲った巨大津波は、非常に多くの生命を奪いました。この多くの犠牲者の方々には、心からの哀悼の意を捧げます。同時に、家族を失われたり、家を失われたりのもっと多くの被災者の方々に、心よりのお見舞いを申し上げます。

 我国にとって、初めて経験した強さの大地震による大被害と同時に、その後に訪れた本当に想像もできなかった未曾有の大津波によって、多くの町の町全体が失われてしまいました。その様子をYouTubeなどで見ていると、いつも涙が止まりません。

 更に、それに伴って、福島原子力発電所に関して、やりきれなくなるほどの諸問題が次から次へと発生し、多くの人々を被災へと導いています。これに伴って、関東などにも及ぶ広範囲の停電問題・電力供給問題を引き起こしています。

 私達、大学関係にしても、東北・関東地域の先生方は、大変な経験・思いをされておられるようです。色々な実例をお聞きするにつけ、心が痛みます。私達は、そのような方々にできるだけの援助・ご協力はしたいと思います。研究に関しても「あなたは一人ではありません。」どうぞ、色々、私達にお願いの協力の申し出をして下さい。

 このような中で、本学会は、岩手、宮城、福島の一般会員について、2011年の会費を免除することを去る3月30日の幹事会で決めました。現在、一般会員については、本部の方で、岩手6名、宮城9名、福島3名と把握しています。また、学生会員についても、会費免除の処置は取られます。本部としても一般会員・学生会員とも把握していると思いますが、より正確に把握するために、最近東北に移動された方や学生の方などは、担当(田中浩輔庶務幹事,e-mail:ktanak@ks.kyorin-u.ac.jp, tel:0422-44-0647) にお知らせ頂けますと間違いがないことと思います。

 更に、名古屋での国際会議の登録料につきましても、日本比較生理生化学会の本部の方から、上記の地域の方には援助をすることに、会長が決断しました。この分についても、参加者は田中庶務幹事に申し出ていただいて、お支払いは、国際会議の会場(かその後)で、お支払いをさせていただきます。

 今後、我が国は、経済的にもかなり大変な時期が参ることと思います。このような時こそ、私達みんなが心を一つにして、頑張るしかないことと思います。

 特に、被災地の方々の復興が進み、また、皆様方の好きな実験・研究ができる日々が一日も早く訪れることを願っています。信じています。

 また、このような大変な時期ではありますが、比較生理生化学の火は灯し続けて、更に発展させなければなりません。そのような思いで、6月に行われる国際会議は予定通り行うことにいたしました。多くの困難が伴うことと思いますが、皆さんのご協力をお願いします。そして、そこで、東北地方の仲間とももし会うことができましたら、本当に嬉しいです。

 

 

 

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