砂漠の航行者サバクアリの帰巣のメカニズム

Prof.Rudiger Wehner 講演会
−0.1mgの小さい脳をもつアリが、いかにして航行上の複雑な問題を解決するのか−
  • 1998/10/1 
  •  

概要

  • 講演: Prof.Rudiger Wehner (Dept.Zool., Univ.Zurich, Switzerland)
  • 会場: 東北大学大学院情報科学研究科 塚原研究室 (東北大学片平キャンパス 南門から入り突き当たり右)
  • 日時: 1998年10月12日 (月) 15:00-16:00

 

内容 

サハラ砂漠のアリは、餌を求めて曲がりくねった道を行く。ひとたび餌を見つけるとそれをくわえて一直線に巣に帰る。餌を見つけたアリを見知らぬ土地へ移動して放すと、本来帰るべき方向へ、帰るべき距離だけ走って、はたと困る。

アリは餌を探しながら歩いているとき、いつも自分の帰るべき巣の方向と距離を知っているのである。頼りにすべき知標もない、ただ砂ばかりの砂漠で何を手掛かりに、どのようにして? Wehner教授は、この30年間サハラ砂漠で、一歩一歩アリを追いかけて(アリの一歩一歩)行動を記録し、実験室では行動の基礎になる視覚系の感覚生理学、脳の神経行動学的研究を行い、またサバクアリの耐熱性に関連して heat shock protein の研究まで行うという、フィールドから分子までカバーする日本には見られない研究者である。

最近ではさらに、人工知能、機械工学の研究者と共同で、サバクアリの視覚定位の神経生理学的メカニズムを備えたアリ型ロボットを制作し、彼の仮説を検証するため、サハラ砂漠でアリとロボットを競争させている。

 

 連絡先

おいでの予定の方は、10月8日までに下記へご連絡いただければ幸いです。

  • Tel: 022-217-5048 (針山)
  • e-mail: hariyama@biology.is.tohoku.ac.jp

 

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